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めがねのフィッティング講習会開催

静岡県眼鏡商業協同組合

▼講師の藤原隆夫アドバイザー(右)と講義に聞き入る出席者。


 同組合は、九月二一日、めがねのフィッティング講習会を静岡市の呉服町プラザビルで開催した。
 この講習会は中央会の助成を受けて実施したもので、技術指導に定評のある藤原隆夫アドバイザーが講義を行った。当日は、組合員ら十七人が出席した。
 フィッティングとは、めがねをその人の顔に快適に合わせると共に正確なアイポイントをとるための技術で、めがねづくりの最後の仕上げ部分をさす。
 藤原氏は、「メガネ店へのクレームの七割がフィッティングに関するもの」とデータを示しながら指摘し、「フィッティング技術の向上が店舗運営で極めて重要だ」と話した。その上で、『ねじれなどの生じたメタルフレームを元通りの正しい状態に直す』『幅合わせ』『左右バランス』『装用角度』『パッド』『耳かけ部』『アイポイント』などの各項目について説明。その後、二人一組となりフィッティングの実技指導に移った。
 組合加盟店は今後、全国チェーン店や安売店などの価格競争に対抗するため、顧客が求める技術力の養成やサービス向上などを図り、差別化を打ち出していく考えである。




中小企業静岡(2005年11月号No.624)