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中部青年中央会と県が意見交換

県政さわやかタウンミーティング


▲県商工労働部、中部青年中央会など
 28人が意見を交わした県政さわやか
 タウンミーティング

 県民の声を今後の行政施策に反映させていこうと、県政さわやかタウンミーティングが九月二八日、静岡市で開催された。
 県商工労働部、中部青年中央会、本会など二八人が出席。製造・木材・建設・商業・運輸業など中部青年中央会の会員が業界や自社の実情を踏まえた行政への要望事項などを述べ、その後、意見交換が行われた。
 製造業からは、高齢化や若年者の採用難のほか石油や原材料等の高騰に苦慮する声が聞かれた。また、木材業の一人は、大手ハウスメーカーが外材や集成材を多用することにともない、地場材や伝統工法の良さが消費者に伝わりにくくなっている点などを訴えた。苦戦する商業者からは、御用聞きの原点回帰に活路を見出そうとする意見や手厚い施策支援で他業種より恵まれているとの感想が出された一方で、自分の世代が廃業すれば商店街は消滅するといった危機感を口にする経営者もいた。
 こうした声に対し、県商工労働部の松浦勉地域経済総室長らは、県産木材の普及や製造業の後継者・技能者養成に向けた各種施策を説明したほか、中心市街地活性化を商業の重点課題とする県の取り組みなどを紹介した。




中小企業静岡(2005年11月号No.624)