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札幌へ組合代表ら八、二〇〇人
連携組織対策や組合制度見直しなど決議

第五七回中小企業団体全国大会
▼あいさつする北海道中央会の渡辺正利会長。

優良組合
組合功労者
静岡県石油業
協同組合
理事長
山梨　透　氏
静岡県
鍍金工業組合
理事長
神谷 文吾　氏
岳南第一製紙
協同組合
理事長
里和　治　氏

大会決議　13項目
１. 景気対策、中小企業対策の充実・強化
２. 中小企業連携組織対策の確保・充実と中小企業組合制度見直しへの適切な対応
３. 中小企業金融対策の充実　
４. まちづくり推進のための新たな枠組みの構築と中小商業・物流業・サービス業振興対策の強化
５. 景気・経営環境に配慮した税制の見直しと中小企業関係税制等の充実・強化
６. 円滑な事業承継を可能とする税制の充実
７. 中小企業を重視した労働・教育政策の展開
８. 社会保障制度改革に関わる企業負担の抑制
９. 中小企業並びに官公需適格組合への官公需発注の増大実現
10. 不当廉売の防止及び下請取引の適正化等の強化
11. 信用組合に対する支援の充実
12. 環境・リサイクル対策の支援強化
13. 組合等を中心としたIT対応支援策の拡充

　中小企業団体全国大会が九月十五日、札幌市「札幌ドーム」で開催された。政党代表や行政庁など来賓、本県の組合代表者ら七五人を含む八、二○○人が出席した。
　同大会は全国の中小企業団体の代表者が一堂に会し、自らの決意を内外に表明すると共に国等に対して中小企業振興施策の充実・強化を訴えていくもので、今回で五七回を数える。
　「北の大地で誓おう フロンティア精神 組織の力」をキャッチフレーズに、大会では景気対策や中小企業対策の充実・強化、中小企業連携組織対策の確保・充実と組合制度見直しへの適切な対応などを求める十三項目の決議案が満場一致で可決された。
　挨拶に立った全国中央会の佐伯昭雄会長は、
「中小企業自らが経営革新を図り変化に対応できる企業体質を築くと共に、個々で解決できない問題については相互の力を結集し積極果敢に対応していくことが必要」と呼びかけた。
　また、高橋はるみ北海道知事は、
「新生北海道を築いていくため皆様と力強いパートナーシップを強化し、様々な政策展開を加速していきたい」と挨拶した。
　表彰式では、永年にわたり中小企業の発展に尽力した全国の優良組合三八組合、組合功労者七二名、中央会優秀専従者十七名が受賞。
　本県からは、優良組合として静岡県石油商業協同組合、静岡県鍍金工業組合が、組合功労者として岳南第一製紙協同組合の里和治理事長がそれぞれ表彰を受けた。また、中央会専従者として松本彰祥主査、高橋利明主査が受賞した。


中小企業静岡（２００５年１１月号Ｎｏ．６２４）