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県内伝統工芸品を一同に展示

静岡県郷土工芸品振興会

 静岡県内の伝統工芸品を広くPRしようと、七月二八日から八月一日まで静岡市の静岡西武で「静岡県の伝統工芸品展」が開催された。このイベントは、県郷土工芸品振興会が主催したもので、会場には下田脂松細工や浜松注染そめなど合わせて県内二二の伝統工芸品が展示された。また、それらの多くは販売も行われた。
▲新作雛人形に魅入る年配客ら。
 また、特別に行われた駿河竹千筋細工や掛川手織葛布の実演には多くの人だかりができたほか、小・中学生を対象に開かれた「駿河指物のハガキ入れ」や「賤機焼の湯のみ絵付け」などの体験教室では、講師役を務めた職人の指導を受けながら、子供たちは賑やかにモノづくりに挑戦した。
 会場は、夏休み期間中ということもあって年配客のほか多くの親子連れなどで賑った。
 駿河漆器を購入した婦人は、「静岡にいながらにして、伊豆や浜松などの珍しい工芸品に触れることができ楽しかった」とのべ、虫かごづくりに挑戦した小学生は「夏休みの宿題として、伝統工芸品を自分の手で作れたのがよかった」と笑顔をみせた。



中小企業静岡(2005年9月号No.622)