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欧州の食肉文化を発信

 レッカーランドとは、ドイツ語で「おいしい土地」あるいは「おいしい店」を意味する。浜松店でも本場ドイツの伝統製法を守り、新鮮で良質な肉を使い七○種類のハム・ソーセージ、ベーコンなどをすべて自社製造。ヨーロッパの高級スパイスを使用し、”食通“の評判も上々だ。
 「当店では二つの点で差別化を図っている。一つは、保存料や着色料などの添加物を極限に抑えていること。味だけではなく食の安全性に対しても徹底した配慮をしている。二つ目は、本物志向へのこだわりです。例をあげればサラミの酸味、生ハムの香り、血のソーセージの新鮮さ。これらは絶対に他店で味わえないもので、違いは瞭然です」と胸を張る。
 経営革新計画のもう一つの目玉が、「デコレーションミート」である。生肉に多種類の食材を組み合わせ、家庭のオーブンで焼き上げて食する西洋惣菜である。日本では馴染みが薄いが、ドイツなどでは一般的な販売方法だ。欧州の食肉文化を発信する。そんな新業態の専門店を福川店長はめざす。

▲欧州の食肉文化を発信する福川店長(上)。
 外装はシックにまとめ、店内では軽食もできる(下)。



中小企業静岡(2005年9月号No.622)