特 集 
 準特集 
 「くみあい百景」 
 編集室便り 




古民家再生と循環型社会

清水設計監理(協)

副理事長 松永 和廣

 いま、空前の古民家ブームと言われています。古民家再生を扱った雑誌が次々と出版され、住宅や店舗に古材が用いられる例も多く見られるようになりました。
 この背景には、成熟した現代生活の中で、古いものに対する意識の革新が起こりつつあることが窺えます。
 古民家は、日本に代々受け継がれた建築技術が凝縮された素晴らしい家です。古民家を残すことは、伝統的建築技術を持つ職人さんを残し、その職人さんが使う道具をつくる職人さんを残すことに繋がります。また、その材料は再利用され、やがて土に還ります。持続可能な循環型社会がそこにあります。
 「古民家再生」は、行き詰まった現代生活を打開し、「人の再生」へと繋げるための布石と為り得ると考えます。

組合・業界等の近況・展望

(企)OFFICEサンライズ

理事長 吉田 秀和

 平成16年3月4日(木)に企業組合OFFICEサンライズを設立し、創業の第一歩を踏み出してはや半年が過ぎた。印刷技術コンサルタント業務に特化し、他との差別化を図る一方、その基盤強化のため支援組織の構築とネットワークの拡充に力を注いできた。
 支援組織は「KOSメディア協会」という名称で、東京の支援グループにより組織されたものである。その組織からの受注もあり、いろいろな面で支援を受けている。また、ネットワーク化については組合員4人の技術者以外に約10人10種類以上の技術の提供を受けている。このように各種オーダーに対応できる体制も整いつつあり、これを背景に強力な営業活動の展開を計画しているところである。
何れにせよ中部地区の印刷会社に対し、技術コンサルを通じたお手伝いができれば幸いである。



中小企業静岡(2004年10月号No.611)