二団地が初交流
ビジネスチャンスを拡大


(協)都田テクノパーク
浜松西テクノ(協)





▲最初は対面形式で、自己紹介。
 様々な技術・ノウハウを蓄積した企業が交流を
 深めていった。

 平成二年設立の都田テクノパーク(組合員十四社)と八年設立の浜松西テクノ(同十三社)。西部地区を代表する二団地の組合員間レベルとしては初となる交流会が九月十八日、浜松市名鉄ホテルで開かれた。
 これまで近い立地・同規模の工業団地にもかかわらず交流はなく、組合員の中からも、団地間の交流を求める声が上がっていた。今回は両組合の二七社より四二人が一堂に会した。
 第一部は「モノづくり人づくり〜技能・技術の伝承にむけて〜」と題した講演会。ポリテクカレッジ浜松教授の加藤好孝氏は、「人を育てる事がモノづくりの根源だ」と訴えた。
 交流会は、組合員企業全員の自己紹介の後に開催され、新たなビジネスチャンスを求めて懇談と情報交換が続いた。
 両組合の組合員構成は、輸送用機器、運輸業、建設業、ソフトウェア開発など多岐にわたる。「組合事務局間での運営ノウハウのやりとり等は従前から活発だったが、この交流で直接、企業間のつながりもでき
た。今後も継続したい」と両組合理事長は意欲的だ。


中小企業静岡(2002年 11月号 No.588)