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ビジネスレポート

第2回メディアUDコンテスト 力作揃う

静岡県印刷工業組合

高い評価で最優秀賞に選ばれた西浦さんの作品。

静岡県印刷工業組合(大高正利理事長)主催の「静岡県メディアユニバーサルデザインコンテスト」の表彰式が、11月19日、静岡市葵区の「クーポール会館」で行われ、受賞者や組合関係者など20人が出席した。

メディアユニバーサルデザイン(MUD)は、誰もが安心して利用できる施設や製品の設計(デザイン)を目指す「ユニバーサルデザイン(UD)」の思想に基づき、印刷業界が普及を進める考え方。

昨年、カラーユニバーサルデザイン(CUD)コンテストとして実施したものを、今年は「色」だけではなく、「デザイン性」、「機能性」も含めたMUDコンテストとして実施した。

主催者を代表してあいさつに立った大高理事長は、
「静岡県は、県庁にユニバーサルデザイン企画室が置かれ、浜松市には全国でも市としては珍しいユニバーサルデザイン課が設けられるUD先進県だ。このコンテストを通じ、MUDの考え方を全国に普及させるとともに、当組合も人に優しいものづくりを進めていきたい」と述べた。

コンテストは、振り込め詐欺防止をテーマにしたポスター部門と来年静岡で開催される国民文化祭が題材のパンフレット部門で行われ、昨年のほぼ倍にあたる55点の応募があった。

最優秀賞の西浦敏さん(杉山メディアサポート(株)・浜松市)ほか、5人が入選した。6人の審査委員を代表して加藤之敏常葉学園大学准教授は、「今回、賞に選ばれた作品はいずれも完成度が高く、これぞプロの仕事といえる。今後も質の高い作品を期待する」と講評した。

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