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事務局 多士済々

常に“感謝”の気持ちと初心を忘れずに

表富士工業団地協同組合
事務局 惟村公子さん

「とにかく、人に恵まれました。どの職場でも温かく接して頂き、本当に感謝の気持ちで一杯です」。

言葉の端々から職場への真摯な“感謝”が伝わる。

保育園で保育士として11年間勤務し、結婚を機に退職。子育てを終え、社会保険労務士事務所で、企業の賃金台帳管理を中心に6年の実務経験を積み上げた。

しかし、体調を崩し、後ろ髪をひかれる思いで職場を離れた。

体調が戻った平成16年、組合の求人募集が目に留まる。

「“年齢不問”に惹かれた(笑)。面接で理事長から『12、3人の応募者から、全組合員一致であなたに決めた』と告げられ、驚きました」。

期待に応えたい−。過去の書類や資料との格闘が始まった。

金融事業などの組合事業に加え、組合が位置する11万坪に及ぶ山宮工業団地の汚水処理施設や共同駐車場の維持管理、山宮団地進出企業全社で組織する表富士工業会の事務も担う。

「知識がない状態で会議に出ても相手に不安を与えるだけ。少しでも早く組合を理解するため、自宅でも家族が寝た後、納得できるまで勉強する日々が続きました」。

疑問が少しでも生じれば立ち止まり、問題を解決し、次のステップに進む。難題に突き当たっても「大丈夫」と自らを励ますことで、前向きな思考が生まれるという。

「慣れてくると、“あぐら”をかきがちになる。だから、常に初心を忘れず、今回が初めて、と仕事に取組むよう心がけています」と自らを強く律する。

「皆が同じ方向を向き、互いに尊重、信頼し合う理想的な組合」に就職して3年。

「私の役目は、必要とする情報を見極め、発信すること。そして組合員分け隔てなく平等に接すること」と明確だ。

“無になる時間”をもつことで気分を切り替える。家庭に戻れば、編み物や手芸に没頭。休日はご主人と家庭菜園に精を出す。