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創立百周年を祝う

静岡木材業協同組合


▲百周年記念祝賀会であいさつする
静岡木材業協同組合の小澤吉夫理事長。

 同組合は十一月十一日、静岡市の中島屋グランドホテルで組合創立百周年記念祝賀会を開催した。
国会議員や関係機関など来賓、組合員ら一四○人が出席。一世紀にわたる歴史を振り返り、新たな飛躍を誓った。
 挨拶に立った同組合の小澤吉夫理事長は、
「百年の歴史は、歴代役員や組合職員の努力と関係者からいただいた支援のたまもの。明治三八年、前身の静岡安倍材木商協同組合の創立以来、関東大震災や静岡大火、高度経済成長、オイルショック、バブル崩壊など幾多の浮き沈みを経験してきた」と振り返り、集成材の台頭やプレカット工法による流通構造の変化など苦境に立つ業界の実情を語った。
 一方、静岡市発注の駿府巽やぐらや駿府城東御門復元工事など「材・工分離発注」の実現や静岡市による地域材助成事業の制度化など数々の成果を説明。その上で「今後は、森林保全や資源の有効利用などにも取り組んでいかなければならない」と締めくくった。
 来賓の上川陽子参議院議員は、
「百年の功績に胸が熱くなる思い。
今後、子孫に木の文化や資源などの財産を残せるよう頑張って欲しい」とエールを送った。ついで、静岡市や市議会、行政関係、中央会などが祝辞をのべた。




中小企業静岡(2005年12月号No.625)