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竹千筋細工や塗下駄など横浜で静岡の技を披露

静岡竹工芸(協)ほか

 高島屋横浜店で静岡の伝統の技が消費者の耳目を集めた。十月十六日〜二〇日まで開かれた「伝統的工芸品展」の一環で、茨城から静岡まで関東地区十一都県が参加。本県からは駿河竹千筋細工と駿河塗下駄が出品され、工芸士が伝統の技を実演、作品が即売された。
 竹千筋細工はペン立てから虫かごまでの約六〇点を展示。塗下駄は着物地の鼻緒が人気を集めるなど、伝統技術を極めた作品は、従来からの愛好者だけでなく、若者にも徐々に人気を広げているようだ。



ビジネスチャンスの拡大を図り
都田地区企業の情報交換会を開催


(協)都田テクノパーク


▲様々な技術やノウハウを蓄積した
 企業が相互交流を深めていった。

 異業種交流を推進している(協)都田テクノパーク(組合員十三社・愛称ミリア)では、都田地区のテクノフロンティア浜松入居企業やはましん経営塾会員企業らを迎えて九月十七日に「ミリア情報交換会」を開催。科学技術振興事業団コーディネーター・吉田勝治氏による産学連携と共同開発に関する基調講演、相互の開発商品のプレゼンテーションなどを行なった。
 会場のグランドホテル浜松に集まった四〇名を超える参加者は、その技術や商品開発の取組み状況に聞き入り、交流を深めた。
 (協)都田テクノパークでは、組合員が有機的に交流し、多岐にわたる研究開発の可能性を追求するため、研究室、会議室、福利厚生施設の共有など様々な試みを実施。組合外との交流にも積極的で、昨年は浜松西テクノ(協)との交流会も実施している。



商談やパートナーづくりを重視
しずおかビジネスフェア2003



▲各ブースでは商談が進んだ。

 県内中小企業の最新技術や新製品を紹介する「しずおかビジネスフェア2003」が十月八日〜十日にかけ、静岡市のツインメッセ静岡で開かれた。主催は県、(財)しずおか産業創造機構、静岡県中央会などで組織される同実行委員会。
 県内中小企業を中心に百十二の企業・団体が参加。「産業技術」「IT」「環境」「福祉」の四部門に分かれ、介護機器から生ゴミ処理器、さらには医療器用の極小ネジまで新市場を目指した展示が行われた。
 同フェアは昨年まで一般来場者を幅広く受け入れてきた「しずおか環境・福祉・技術展」をリニューアルし、商談や企業のビジネスパートナーづくりに特化した。
 外資系企業も参加し、情報交換からさらに具体的な商談に打ち込む参加者の姿が目をひいた。


中小企業静岡(2003年11月号 No.600)