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手作り看板の魅力がいっぱい 商店街に意欲作 一六〇点

静岡県広告美術業(協)


▲アーケード街に、ズラリ並んだ意欲作。
 県知事賞や中央会会長賞なども選定された。
 沼津市の中心に位置する沼津仲見世商店街。その約二五〇メートルのアーケード街に、一六〇点に及ぶ手作り看板が設置され、行き交う人々の目を引きつけた。
 九月六日(土)〜七日(日)にかけて行われた静岡県広告美術業(協)が主催するサインアートコンクールによるもので、本年で二二回目。福祉、環境、防災、観光、スポーツなどをテーマに、大胆な構図、細かな筆使い、さらにCGを駆使したものまで、工夫と技術を生かした意欲作が並んだ。作品の提供者は組合員とその従業員及び県下高校生・訓練校生等。
 コンクールは九月十日に制定している「屋外広告の日」にちなみ、技能研鑚の場、またキャンペーンの一環として毎年、会場を変えて実施している。



百貨店内でバザール

清水銀座(商振)

 清水銀座商店街の専門店が大手百貨店・松坂屋静岡店でバザールを開催するという試みが、八月二八日から九月一日まで行われた。
 出店したのは、商店街約八〇店のうちの有志九店。会場となった八階大催事場では、手つむぎ糸を使ったこだわりの服や信楽焼の傘立てなど、専門店ならではの商品が並び、消費者からの手応えは充分。
 組合では、「こうした体験を商店街の活性化に生かしていきたい」と前向きだ。



二〇周年に向けた事業を盛り込む

静岡県中小企業組合士会

 九月二日、静岡市クーポール会館で組合士会の平成十五年度通常総会が開催された。
 今年度が同会創立二〇周年にあたることから、記念事業に向けた準備、研修会や女性部活動の実施などの事業計画を承認。また、引き続いて中小企業組合士制度の普及促進に力を入れていくものとした。



職員協会中部支部長に澤田氏

静岡県中小企業団体職員協会


▲新たに職員協会中部支部長
 となった澤田信之氏
 組合の役職員らで構成される職員協会の中部支部長を務められてきた石垣博通氏(静岡市水産物商業協組)が八月末をもって組合を退職されたのに伴い、同支部では九月四日に臨時役員会を開催。新支部長には静岡県わた寝具(商工)の澤田信之氏が選出された。
 「責任の重い役ですが・・・」としながらも、意欲的にそのスタートを切っている。



幼い心にいのちの喜びを 創立十周年を機に記念講演

(企)あおぞらキンダーガーデン


▲笑顔で語りかける講師の山崎翠氏。
「おかあさんデザートに絵本読んで」、
「子育てに絵本を」などの著書がある。
 静岡市内で幼稚園教諭や保育士をメンバーに幼児教育に熱い情熱を傾けている(企)あおぞらキンダーガーデンが九月六日(土)、創立十周年を記念して講演会を開催した。会場は静岡市・産業経済会館。
 講師に迎えた教育学者の山崎翠氏は「幼い心にいのちの喜びを」のテーマのもと、幼児教育の大切さを力説。今でも、まるで子育ての真っ最中という迫力と優しく明るい笑顔に参加した九〇人の若いお母さんたちは大きくうなずいていた。
 なお、同組合の法人化は平成十三年ながら、活動そのものは長く、ふれあいと感性を大切にした教育を実践してきている。


中小企業静岡(2003年10月号 No.599)