富士の叫び 
 特 集 
 「くみあい百景」 
 読者プラザ 
 編集室だより 






 表紙は、8月号の真夏の太陽の下での川遊びから一転して中秋の名月へ。陰暦で8月15日(新暦では9月)の月は「中秋の名月」「十五夜」などと言われています。
 中秋の名月は、現代ではもっぱら、風流な習俗のように思われていますが、昔はもっと重要な意味があり、暦が普及する以前、農事は月の満ち欠けを目安にして進められ、満月の夜には豊作を祈って祭が行われていました。
 『名月を 取ってくれろと なく子かな』(一茶)といったような光景には、今どき出会うことはなくなりましたが、たまにはゆっくり童心に戻って月を見上げる心の余裕も欲しいもの。表紙の女の子もお母さんといっしょに月に思いをはせているようです。
 ただ、今と少々違うのは、まわりの騒々しさ。かつては、祖父母に両親、子供の3世代が一つ屋根の下で暮らしているのは普通のこと。狭い家は足の踏み場も無く、食事の済んだちゃぶ台は勉強机へと変身し、その後ろでは、小さな弟や妹が騒いだり、泣きわめいたりと、みんなそれぞれ思い思いの事に夢中になっていました。
 でも、この頃になるとやがて家の真ん中にはテレビがおかれ、主役に座に。テレビは、最新流行の玩具を伝え、子供の遊びも、そして生活ぶりも徐々に変えていってしまったようです。[敏]




中小企業静岡9月号(通巻598号)

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中小企業静岡(2003年 9月号 No.598)