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 この四月、本店検査役から国民生活金融公庫静岡支店長に就任した増山満氏にお話を伺った。
 入庫は昭和四四年。立川支店を振り出しに宇都宮、江東、沼津、甲府等の各支店を歴任。昭和二一年二月生まれの五六歳。

―初歩的な質問で恐縮ですが国金さんのお客様は、どんな方々が多いのでしょうか?

増山 そうですね。地域によっても違いますが、従業員数が二〇人未満の小規模企業の方が中心で、全体の九五%を占めています。そうしたこともあり、お客様が、ご融資を受けるとき、企業の特徴や経営内容をうまくお話できないケースもあります。そんな時は、お客様の気持ちをよく汲んで言いたいことを引き出すことが大事だと思っています。職員にはお客様のお話を丁寧に最後までよく受けたまわるよう申しています。

―国民生活金融公庫で、最近特に力を入れているのはどんなことですか?

増山 ひとつは創業支援です。具体的には専門学校を卒業した非常に若い方達にも独立に必要な資金を支援しています。

開業者のための特別相談窓口が盛況!!

―具体的に融資以外にもサポートしているんですよね。

増山 そうですね。毎月第一、三木曜日に特別相談窓口を県内の三支店に設置しています。昨年度の静岡県内における創業者向けご融資の総件数は、七百二十一件でした。この数は景気悪化が言われている中で、一昨年度よりも増加し、活動の成果を徐々にあらわしています。又、毎年秋に新規開業支援フォーラムを開催し、開業実践者からの体験談などについてパネルディスカッションを行っています。開業を目指す方へのアドバイス、資金・経営相談も同時に行い、今年は九月四日に開催します。こうした取り組みは国民公庫ならではの特色だと思います。また、緊急の相談にも対応できるように昨年のBSE関連や中部銀行関連で資金繰りに困った企業の皆さんの相談も受けました。皆さんの切実な要望をお聞きするたびに公庫の必要性をあらためて強く感じました。


中小企業静岡(2002年 8月号 No.585)