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「若者たちから贈られた油絵」
中央会浜松事務所
住川 守雄
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数年前に取り壊した旧宅に、富士山を描いた油絵が掛けられていた。かつて牧ノ原台地にあった大井海軍航空隊に所属する若者たちから贈られたものだという。
大井航空隊は戦火が激しくなった1945年3月、偵察員を養成する訓練基地から実戦基地に改編され、多くの若者が練習機「白菊」を改造した粗末な「特攻機」に搭乗し、「白菊特攻隊」として飛び立っていった。
一枚の写真がある。旧宅で若者たち十数人が、私の曾祖父やまだ幼い父らと撮ったものだ。
戯れる者、屈託なく笑う者、凛々しい眼差しをこちらに向ける者。
当時、我が家は大井航空隊に食料品を納入していたことから、件の若者たちと懇意にしていたという。
その後、彼らの消息は分からない。
滑走路があった場所は現在、茶畑にその姿を変えている。
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新設組合紹介
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「子どもと共に未来をつくる」
(企)あおぞらキンダーガーデン
静岡市北226番地の1
理事長 岡村 由紀子
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組合員は幼稚園教諭免許もしくは保育士の資格取得者ら7名(うち女性5名)。
8年ほど前より任意組織として「あおぞらキンダーガーデン」を結成し、保育事業を行ってきたが、多様化する幼児教育ニーズへの対応や社会貢献の場の確保について模索するなかで法人化。
社会的・経済的地位向上を図るとともに、教育・保育事業のレベルアップに取り組んでいる。
組合では、「子供を一人の人格ある人間として認めながら、仲間とのふれあいを通して、人間として生きていく大切な力を養う保育を進めていきたい」(岡村理事長)とし、なかまの中で育ちあい、個性を伸ばす教育に力を入れている。
日常の教育・保育事業に加え、フリーマーケットやバザー、遊びの会などを通しても、幼児教育や組合のPRを行っていく予定だ。
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中小企業静岡(2001年 10月号 No.575)
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