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特集 活躍が期待される女性パワー
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いよいよ中央会女性部が誕生する（10月2日
創立総会を開催）。
女性は今やあらゆる分野に進出し、社会的
にも大きな役割を果たしている。
しかし、労働者としての女性については
支援策が整いつつあるものの、経営者サイド
としての女性については、力の発揮できる
諸条件が揃っているとは言い難い。
今回は、中央会女性部（静岡県中小企業団体
レディース中央会）の発足を機に、その背景や
組合女性部の現況をみてみた。
＊「静岡県中小企業団体レディース中央会」の詳細や
創立総会時の模様については次月号にてご案内します。
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▲中央会女性部設立発起人会より
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県内組合女性部の設置状況
県内の主な組合女性部の概要は別表の通りとなっている。本会が把握しているものだけで、三〇以上が存在している（うち、中央会女性部には、十団体が加入）。その活動は、組合イベントへの参加、年数回の研修・親睦、視察旅行といったケースが平均的だが、一概に女性部活動といっても事業、規模、決算に関しても様々なものがある。
意識の点でも、経営者、経営の補佐、主婦、生活者としての視点といったように異なり、参加形態はまちまちである。小規模経営の場合、女性は労働力としての期待が大きいとともに経営の補佐、さらに共同経営者としての意識も高い。
聞き取り調査による内容をみると、回答のあった中で、最も年間予算額が大きかったのは熱海温泉ホテル旅館（協）おかみ会の一五〇万円。組合主催及び熱海市主催のイベント等への参加を軸に、視察研修、防災訓練への参加、新しい施設の見学などを実施している。
平均的には、二〇〜三〇万円程度の組合が多いようだ。
研修事業としては、インターネット体験教室、ホームページ作成講習等ＩＴ関連が多くなっている。旅館・水道組合などにとっては、書類整理や顧客のデータ整理などに、商店街ではホームページを開設し、各店の商品紹介をしている例も多い。女性にとっても既に実務として必須のものとなってきている。
そのほか、各女性部の活動事例としてあげられた概要は、次のようなものである。（一部、組合からの回答原文のまま）
●組合事業の受託業務である美化活動を主に、毎月二回の清掃と未成年の喫煙防止などのキャンペーンを行っています。 静岡たばこ販売（協）女性部
●ボランティア活動（市へタオル・石鹸の寄付）、リサイクル活動（古紙・アルミ缶を収集し、業者に搬出）、視察研修など 富士宮建設業（協）婦人部
●雑談の中からショッピングセンターとしてなすべきことなどが出たら、理事会にあげています。手作りイベントなどの準備を担当しています。 高台ショッピングセンター（協）女性のつどい
●五年前に自主的に接客に関する勉強会を始めたのをきっかけに、「おかみさんの会」を発足。商店街マップ作成などに取り組み、現在では毎月十六日に開催する「十六市」の企画・運営を中心に活動し、盛況をみせている。今年六月には、当「おかみさんの会」の会長を務めている増田恭子氏が理事長に就任。 富士宮駅前通り（商振）おかみさんの会
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中小企業静岡（2001年 10月号 No.575）
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