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静岡をもっと楽しく!

街の新しいデザインを提案

(企)針谷建築事務所



▼コインロッカーに透明な扉を
 取り付け、コミュニケーション
 の道具として機能させる
 「ロッカー」、語らいの場
 として転用可能な電話ボックス
 静岡市中心部の街並みを提案
 するパネルなど、既成の概念に
 とらわれないアイデアが
 提案された。


▲独特のデザイン空間を創出した記念展会場
=静岡市・青葉イベント広場



 老舗的な企業組合であり、組合員五一名のうち、一級建築士二七名のほか、インテリアプランナーや建築設備士などの専門家を擁する県下最大規模の建築設計事務所として活躍している(企)針谷建築事務所(高田雅司理事長)では、九月十三日〜十六日にかけ、創立五五周年記念展を行った。
 テーマに掲げたのは「環境と建築・コミュニケーション」。静岡市呉服町の青葉イベント広場に設置された提案チューブでは、事務所や近作の紹介だけでなく、ロッカー、電話ボックス、駐車場など見慣れたものを視点を変えて新たな利用をすることで、静岡の街をもっと楽しくする方法を提案した。
 十三日には、静岡市サールナートホールで、静岡県舞台芸術センター芸術監督である鈴木忠志氏を迎え、「IT文化とコミュニケーション〜日本的触感の喪失」と題した記念講演会を開催。満席の会場に向け、人間を描き続けている舞台の演出経験から、IT時代においても重要なのは対人間のコミュニケーションであることを訴えた。



 ▼組合がこの5年に手掛けた数々の建築物(パネル)。
  三嶋大社宝物館や県立高校、地元信用金庫など
  馴染みのものも多い。



中小企業静岡(2001年 10月号 No.575)