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元気商店街が新たな試みをスタート

携帯メールにお買い得情報

(協)森の腰商栄会
▲携帯電話のメールによる買物・イベント
 情報の配信サービスの人気は高い。





▲現在の商店街を南北に貫く旧国道246号線は、
 かつて甲州に駿河の海産物などを主要道。
 街並みにも歴史が感じられる。


▲組合員、御殿場市などの共同出資による
 第3セクター方式の御殿場まちづくり(株)
 で運営する「エピ・スクエア」も商店街の
 核店舗の一つとして大きな役割を担っている。
 「エピ」はフランス語で麦の穂の意味。
 豊富な品揃えの店内には客足が絶えない。


 「雨が降り出したので、急きょ特売開始」「夕方から全品百円引き」。
 御殿場市の中心商店街の一角を占める(協)森の腰商栄会では七月から携帯電話のメール機能を活用して、こんなリアルタイムな買物情報の配信をスタートさせた。
 七月スタート時の三〇〇名から現在(八月十日)は、五〇〇名以上が登録。「メールを見たよ、というと○○円引き」、といった特典付で、「今まで、当商店街で買物をしたことがなかった客も開拓ができた」(勝亦副理事長)と効果が既に出ている。
 情報は毎日インプット。一五〇字以内で買物、イベント情報を配信している。
 客の中心は、三〇代の女性。家の携帯に連絡が入ると、子供が見て「行こう!」となることもあるとか。「ホームページだとアクセスしないと見ないが、携帯メールは必ず相手に届き、チラシに近い効果。コスト面では、大幅な削減となる」(同)。
 同商店街は九〇店舗を擁する老舗商店街でもあるが、今までもシールやポイントカード事業に早くから積極的に取り組んでいる。
平成十年三月には、組合員、御殿場市などの共同出資による共同店舗「エピ・スクウェア」をオープン。
これらの相乗効果から商店街の総売上げも大幅に盛り返し、元気さをアピールしている。

中小企業静岡(2000年 9月号 No.562)