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「静岡県生活環境の保全等に関する条例」
がスタート

〔静岡県環境部より〕
 
「静岡県生活環境の保全等に関する条例」が平成11年4月1日から施行しました。
 これは昭和46年に制定された公害防止条例に日常生活に伴うものなど今日的な環境問題への対応を追加したものです。
 今回の条例に新たに追加された部分と特に事業者の皆様に取り組んでいただきたい事項を中心に紹介します。


 かつての環境問題は、工場や事業場からの煙や排水などによる環境への影響が主な原因といわれていました。
 このため、県では、昭和四六年に「静岡県公害防止条例」を制定し、大気汚染や水質汚濁を防止するための規制をし、環境の保全に努めてきました。
 しかし、近年の生活を取り巻く環境の悪化は、自動車の排ガス、ごみの増加、生活排水など、通常の事業活動や日常の生活に伴うものが主な原因として認識されつつあります。
 こうしたことから、公害防止条例に今日の環境問題への対応を追加し、新たに「静岡県生活環境の保全等に関する条例」を制定し、平成十一年四月一日から施行しました。

環境マネジメントシステムの導入

 現在の環境問題は、これまでの法規制を中心とした公害対策のみでは対応しきれず、事業者の自主的な環境保全活動の推進が重要となっています。
 事業者の自主的な環境保全活動を推進するための「環境マネジメントシステム」が国際規格化されました。
▽環境マネジメントシステム の導入により継続的な環境への負荷の低減に努めてください。
※環境マネジメントシステム
 企業がその活動や提供する製品・サービスによる環境負荷を低減し、継続的にに改善を続けることを目指した”組織的な仕組み”のことです。

自動車の使用に伴う環境への負荷の低減

 地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出量のうち、約二割が自動車からのものです。
▽自動車を一分以上駐車するときには、自動車のエンジンを止めてください。(アイドリング・ストップ)
▽自動車を購入する際は、環境への影響が少ない自動車(低公害車など)を購入するように努めてください。

廃棄物の減量とリサイクル

 今日の社会経済システムや生活様式は、廃棄物の量の増大をもたらしており、その処分は最終処分場の問題や焼却に伴うばい煙の発生など環境にも大きな影響を与えています。
▽ごみ自体の発生の抑制に努めてください。
▽発生したごみについては、まず再利用に努めてください。
▽再使用できないごみは、リサイクルに努めてください。


中小企業静岡(1999年 4月号 No.545)