ネットサーフィング
富士の叫び
フラッシュ
特集
INFORMATION
中小企業の規模と定義
ネットワーク
展示会情報
組合百景
読者プラザ
編集室だより
 

 有楽街商店街振興組合
花と音楽の街をアピール
〒430−0933
浜松市鍛冶町320−27
TEL 053−454−7108
 


▲有楽街は浜松駅周辺の歴史ある商店街の一つ

魅力空間の創出に取組む


 有楽街商店街は、JR浜松駅から約五〇〇メートルに位置し、長さ約二五〇メートル、幅十メートル、組合構成員五五店舗からなっている。県西部一円を商圏とし、買い回り品中心の商店が多く、終戦後より映画館、飲食店なども混在する歴史の古い商店街である。
 現在、静岡県内には七〇あまりの商店街組合がある。景気の低迷、大型店との競合、価格破壊等、中小小売店にとって厳しい状況が続く中で、イベントやセールなどの販売促進事業によって活性化を図ろうとしている商店街も多い。
 当組合では、平成五年度に中小商業活性化基金を活用し、路面整備(カラー舗装)を行い、h花と音楽の街iを宣言以来、信頼と伝統を踏まえ、h花iとh音楽iで満たした「街一番の魅力空間」の創出に取組んでいる。
 その一つが、フラワーフェスティバル(平成七年度から三年間継続)の開催。
 一週間、道路の両側や組合員のショーケース内に花をアレンジメントして個店でコンテストを開催する。
 同時に愛称も「アルコモール有楽街」に変更。「アルコ」は、イタリア語で弦楽器を奏でる弓の意味。公園通り(パルコPARCO)の意味を含めた合成語で、歩いて買い物をする楽しさを味わう意味もあわせ持つ。
 「若者達のライブ、個店が競ってのフラワーコンテスト、福引き等で盛り上がりました。皆様が商店街を身近に感じ、親しみのあるイメージをさらに発展させるために、これからも開催していきたいと思っています。お客様と一体化したイベント、お客様が主役になるイベントを心がけています。」(御園井理事長)
 夏には、八月の第一日曜日をはさんで四日間、中心商店街が一斉に夏の夜を彩る七夕まつりを行い、秋には駅周辺を中心に「やら舞歌」の踊りとともに市民が練り歩く賑わいを見せる。年末の大売り出し、クリスマス時期にはイルミネーションに趣向を凝らし、若者達でにぎわうイベントを行う。
 電柱の地中化・レンガのイメージを残す暖色系の御影石の路面、ハンガリー製の街路灯、フラワーポット等は地域と一体化した組合ならではのもの。
 消費者の要望に応えるため、車両の時間規制を実施し、安全で快適な歩行者空間の確保を行っている。


中小企業静岡(1999年 4月号 No.545)