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木工産業の活性化と需要拡大を期して
 
「KAGUメッセ」「仏壇・仏具メッセ」を同時開催


                     
静岡県家具(工)
                          静岡仏壇卸商工業(協)




  ▲不況風を一掃すべく商談に熱が入る。 
  上:KAGUメッセ 下:仏壇・仏具メッセ

 新作の見本市「シズオカ『KAGU』メッセ`98神楽月」とシズオカ『仏壇・仏具』メッセ`98」が静岡市「ツインメッセ静岡」で十一月三日〜六日(「仏壇・仏具メッセ」は五日まで)開かれた。
 北館の「KAGUメッセ」では、伝統技術に裏打ちされた新機能、新コンセプトを前面に押し出した新作二千点が一堂に並んだ。長引く不況の影響もあってか明るい色調のデザインが多く、また、高齢化社会を視野に入れたバリアフリー家具や仕上げ塗装に体に無害とされる植物性オイルを使用したダイニングルームセットのように環境や健康に配慮したものも注目を集めた。
 南館の「仏壇・仏具メッセ」には、組合員二〇社が約千点を出展。職人の技を活かした重厚な作品から近年の住宅事情を反映したカラー仏壇やコンパクトな家具調の新作などが出揃った。デザインがほぼ固まっている製品といわれてきた仏壇にも新たな波が押し寄せているのを印象づけるとともに、今回は消費者が選ぶコンテストを実施した。
 家具、仏壇・仏具の両メッセの同時開催は三回目を迎えるが、いずれも地場産業がユーザーが求めるものを意欲的に開発している姿勢が際立ち、一般公開日の初日(二日目以降は商談日)には家族連れでにぎわった。


中小企業静岡(1998年 12月号 No.541)