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消費者を見つめた〃市場〃に
 十二年ぶり「市場まつり」復活

                  
静清中央卸売市場運営委員会


   
▲市場内に「安いよ!安いよ!」の大きな声がこだました。



▲トラックも目方当てクイズの舞台に早変わり。

 静清中央卸売市場では、流通形態が時代とともに変化し市場外流通が増える中、一般消費者に市場をアピールしようと十月二五日、静岡市流通センターの同市場内で、十二年ぶりに「市場まつり」を開催した。
 会場では、水産物、青果物及び関連食品の即売会が開かれたほか、巨大カボチャの重さを当てる「目方当てクイズ」や、市場内に置かれた六つの看板に書かれたクイズに答える「ウォークラリー」、「ふれあい動物園」、「料理教室」など多彩なイベントが用意され、お年寄りから子供まで家族連れで大盛況だった。
 市場まつりは六一年を最後に開催を休止していたが、その間流通産業が大きく変化している。危機感を強めた卸、仲卸、小売商が団結し、より多くの人々に市場に親しんでもらおうと再開を決めた。
 同市場組合では、「消費者の立場に立った〃市場〃として、運営努力を続けていきたい」としている。


中小企業静岡(1998年 12月号 No.541)