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職人の技、披露
 「静岡木製はきもの展」
                 
静岡塗下駄工業組合
                      静岡木製はきもの張加飾組合

 〃爽快、素足に実感〃をテーマに、静岡市の職人が精根込めて手作りした塗下駄と木製張加飾下駄約四〇〇点が六月二五〜七月一日にかけ、展示・即売された。会場は静岡市・新静岡センター四階ギャラリー。
 塗下駄は本漆を使って鎌倉彫りにしたもの、刷毛(はけ)目をつけたものなどが、張加飾下駄では紙布(しふ)やきょう木を張り、和紙や突板をはめ込んで模様をつけたもの、昔ながらの白木の柾目(まさめ)下駄など、職人の創意と技を生かした様々な下駄が出品された。
 いずれもデザイン・企画段階から完成まで二〇以上に及ぶ入念な手作業の工程を経てきたものだが、昨年ごろからの下駄ブームもあり、履きやすさを追求した形や新しい塗料の研究など伝統技法の中にも若者のニーズを取り入れた新しい商品への試みもみられた。

▲伝統の中にも職人の創意と技を生かした、新たな感性を感じさせる作品が並んだ。

中小企業静岡(1998年 8月号 No.537)