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古本一〇〇万冊突破!都会との交流を大切に    (福島)

 只見木材加工協同組合の組合員らで出資している「たもかく」では、全国から送られてきた古本が一〇〇万冊を突破した。
 古本を定価の一割で買い取り、代金が一定額になると町内の山林一坪と交換して「地主」になってもらう。本の売り上げなどの一部は山林の管理費に充て、荒れていた同町の森を守りながら都会と交流していくシステムだ。
 これまでに古本と交換した山林は約十三ヘクタール。森を見たり、古本を買いに都会から年間約一万二千人が同町を訪れる。
 これからも都会の人が訪れる拠点づくりを目指していく考えだ。

大好評!お客を「買い物バス」で送迎       (岐阜)

 多治見ながせ商店街振興組合では、市内各地の買い物客を送迎する「お買い物バス」の運行を実施している。
 「お買い物バス」は、車の運転ができず郊外店への交通手段のないお年寄りらを積極的に、商店街独自のシャトルバスで迎えに行こうというもの。
 商店街は八〇〇円の会費で十一枚のバス券を発行。バスを利用した場合は、キップ代わりに二枚(片道分)を徴収して、帰りには買い物をした店が金額に応じてバス券を渡す仕組みになっている。現在、会員は三二〇人で大半が女性だ。
 利用者は「足がない私達にとっては夢みたい。バスのおかげで商店街が近くなり、たくさん買い物ができるようになりました」と語るなど、評判も上々だ。

額面上乗せや割引で″商品券″を販売       (東京)

 東京都内の商店街で商品券を優待販売する動きが相次いでいる。
 板橋区では、同区商店街振興組合連合会が発行する額面五〇〇円の共通商品券を、二〇万枚に限り四五〇円で販売する計画。商品券は、約三八〇〇店が加盟する同区商店街連合会の店舗で使うことができる。十月から来年三月末まで販売する予定だ。
 一方港区では、同区商店街連合会の加盟店で使える共通商品券の高額購入者に対し、額面を上乗せして発行するサービスを実施。
六月から予約者への販売のみとしている。
 今後、冷え込む消費の喚起策としても注目されそうだ。


中小企業静岡(1998年 8月号 No.537)