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受け継がれて三六五年
 “質・実・美の系譜”
 シズオカKAGUメッセ
 
                          静岡県家具(工)


 「静岡大工組合会館」の落成式が六月十三日行なわれた。
 以前の組合事務所は、耐震性に問題があったことから着手したもので、完成した会館は延二六五平方メートル、木造造りの二階建て。一階を組合事務局とし、二階は五〇名収容の研修会議室となっている。
 当組合は、主に木造建築に携わる大工・工務店からなる組合員約六五〇名で組織。近年の住宅産業はプレハブ住宅を中心とする低コスト化や機能性を図るための新建材の多用が目立っている。しかし、ここにきて、環境ホルモン、ダイオキシン、ハウスシック症候群などが問題となっていることもあり、健康・自然指向の中で木の持つ本来の良さが見直されている。
組合では、「今回建設した会館を組合員の技術や営業力強化のための研修や業界発展の拠点としてだけでなく、木造建築の良さを発信するシンボルとしても捉え、暖かみのある住宅をユーザーに提供していきたい」(森下理事長)としている。

▲落成式は、降りしきる雨の中、各地区組合員の代表者四〇名を集めて行われた。 ▲1階の組合事務所。内外装には無垢の県内産木材がふんだんに使われている。

中小企業静岡(1998年 8月号 No.537)