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間伐材問題に対応した
 木材チップ工場が完成
                       
静岡製材(協)
▲完成した木材チップ加工施設

 三月三〇日、静岡市牧ヶ谷で「静岡製材協同組合 新チップ工場完成式」が、執り行われた。今回、組合では、県と市から「平成九年度流域総合間伐対策事業」の交付を受けて、総額五千六百万円の加工施設を建設した。当日は、県内市町村の行政関係者・組合関係者が、数多く列席した。
 現在、木材業界では、伐採された間伐材処理と環境問題に対応した森林資源の活用が課題であり、この二つの問題に対応し、さらに木材チップの生産性向上を図るために建設されたのが、この加工施設である。
 「施設の稼動能力は、月産七〇〇ォから千ォで、直径四八の丸太も投入でき、生産コストの削減を図ることができる。」(組合担当者)
 今後は、ますます間伐材の有効利用が進められ、環境問題にも対応した先進的な組合として注目を集めそうである。

   
 ▲木材チップの月間生産量は、通常10t車
   のおよそ120台分に相当
▲関係者により完成式が行われた

中小企業静岡(1998年 5月号 No.534)