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「サービスの付加価値」
エメレス開発協同組合
藤沢 克子
 十一月下旬に、晩秋の京都へ…家族とともに旅立った。
 紅葉の美しさに感動するとともに、タクシーに何回か乗車する機会があり、サービスのあり方について考えさせられた。
 すっと心の中に入ってくる素敵な言葉遣いの女性ドライバー。近距離のために乗車拒否されたすぐ後、「金額ではありませんよ」と快く引き受けてくれたドライバー…。
 もう一度訪ねて同じようなサービスを受けたとしたら、きっと私はその会社をひいきにすると思う。
 付加価値のあるサービスとは、こんなところから感じるものなのかもしれない。

 

「熱き夢ありますか」
中央会総務課
中村しのぶ

 ある時ふとカレンダーに書かれた思想家老子の言葉に目が止まった。「千里の行も足下に始まる」という言葉だ。目標は大きく見通し、実践は足元の積み重ねであるという意味が込められている。
 私達の生活の中でどんな身近な小さな目標であろうと、実現困難な夢であろうと、スタートは皆同じである。一歩一歩コツコツと日々の努力あってこそ叶うものである。大それた夢でなくてもいい。例えそれがちっぽけな夢であっても、その夢(目標)に向けて一生懸命になれることは素敵だと思う。
 今の時世自分の夢について熱く語れる人がどれだけいるであろうか。そういう私も熱く語れる夢などないことを恥ずかしくも、淋しくも思う今日この頃である。

 


中小企業静岡(1997年 2月号 No.519)