富士の叫び   フラッシュ  特集  クローズアップ  ケーススタディ  ネットワーク
役場の自慢話  組合にしひがし  あるある全国おもしろ組合  300字登場 編集室便り
組合事業で
ゴミを資源に再生 (長崎)

 古紙・金属回収業業者二六社で組織する長崎県クリーン事業協同組合では、事務局の西部古紙センターの敷地内にペットボトル破砕装置を導入して、ペットボトルリサイクル事業に力を入れている。
 大型飲料ボトルは、これまでは廃棄処分していたが、組合では、このボトルのキャップやシールなどを取り除き、プレス機で押しつぶした後、同装置で五〜八ミリメートルのフレーク状に粉砕。破砕したチップは再生業者に一キログラム当たり四〇〜五〇円で販売し、ワイシャツやカーペットの原料となる繊維に再利用する。五分間で約五〇〇本、月間五〇トンを処理できる。
 平成九年四月に施行される「容器包装リサイクル法」に伴い、分別収集再商品化が問題となっているが、県内のペットボトル回収率は非常に低く、回収システムの確立が今後のカギを握っている。
 
 

評判上々!
「きものフライデー」(新潟)

 十日町織物工業協同組合が中心になり、着物着用運動「きものフライデー」を企画。市役所や金融機関なども巻き込んで、着物の輪を広げている。
 「きものフライデー」は、毎月第三金曜日に着物を着て勤務し「日常の中でのきもの」の良さを体験してもらおうというもの。市役所や金融機関などの窓口の職員らも加わり“きものフライデー”の日には各所で晴れやかな和服姿が見られるようになった。
 着物を着て仕事に臨んだ市役所職員は「最初は窮屈な感じだったけど、気持ちが引き締まりました」と笑顔で印象を語るなど、評判も上々。
 同組合では、着物を貸与するなど、着物を気軽に着られるような雰囲気をつくり、この運動をさらに広げていきたい、としている。
 

テレビ会議で意見を交換(東京・大阪)
 平成七年四月にインターネット上にホームページを開設した東京・世田谷区の桜新町商店街と、ホームページの開設を計画している大阪の二商店街の代表者が「インターネットを利用した商店街の活性化」をテーマに、パソコン通信を使った“テレビ会議”を行った。
 会議では、桜新町商店街振興組合の理事長が、組合が現在運用しているホームページの内容のほか、二カ月間で二八万件のアクセスがあった実績や、ホームページ開設の効果について通信で表やグラフを送信しながら説明した。
 これに対して、大阪の二商店街はホームページ作成で各組合員の合意を得るまでの経緯や、データ刷新のノウハウなどについて熱心に質問した。
 これまでも桜新町商店街には、ホームページに関する問い合わせが殺到しており、組合では今後もネットワーク上で他の商店街と交流を深めたい、としている。


 中小企業静岡(1997年 2月号 No.519)