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 中央会は、三月が事業年度末。
 早いもので、平成八年度もあと二カ月を残すのみとなった。
 一年を通じて印象的だったのは、いくつかの組合で、組合員の専門的なジャンルを生かした「防災対策事業」を打ち出した点だ。これは、阪神淡路大震災が色濃く影響していることはいうまでもない。
 今月号の表紙「県庁別館」は、想定されている東海地震をはじめ、さまざまな災害に対応する拠点として、昨年五月に完成した。地上二一階、地下二階建て。屋上のアンテナデッキを含めると、その高さは一一〇メートルにも及ぶ。
 この別館には、災害対策を支援する「静岡県総合防災情報システム」を擁する災害対策本部が設置されている。
 いざという時、県庁別館はこうした活動の“総本山”としてその機能を遺憾なく発揮することだろう。
 ところで今年の正月、このビルの展望ロビーで、新年を迎えた静岡市内を眺望した方も多いのではないだろうか。
 ふるさとの変わらぬ景色を眺めるにつけ心から願うのは、いつの年も何事もなく、この展望ロビーから正月風景を楽しみたいということである。
(秀)

 


中小企業静岡(1997年 2月号 No.519)