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●テーマは「挑戦・変革・創造」
 組合トップセミナーを開催

静岡県中小企業団体中央会
 

▲290人にも及ぶ組合関係者や来賓が参加して、
盛大に開催された「組合トップセミナー」


 一月十四日、県中央会は、静岡市のホテルアソシア静岡ターミナルで「組合トップセミナー'97」を開催。
 組合代表者が一堂に会するこのセミナーには、県内各地から一七二組合、二二〇人の組合代表者のほか行政関係者などを含む二九〇人が出席した。
 今年のテーマは「挑戦・変革・創造 中小企業の経営課題」。
▲東京大学伊藤元重教授が「中小企業と日本経済」というタイトルで講演した。

 主催者を代表して井上県中央会会長は「今や、中小企業自身が変革し新しい時代を造っていく時である。まさに今年が正念場。ともにたくましくチャレンジしていきたい」と挨拶した。
 セミナーでは、中小企業庁組織課宮本武史課長が「これからの中小企業に期待されるもの」と題し講演したのに続いて、東京大学経済学部伊藤元重教授が「中小企業と日本経済」をテーマに講演を行った。
 伊藤教授は「今、企業が生き残るには、特異性を持つか、反対に何でもやれるといった“差別化”を図るしかない。これは小回りの利く中小企業には大変有利な時代」と指摘した。
 このあと新春交流会と銘打ち、組合トップの交流会が行われ、参加者は新しい年にむけての決意を誓い合った。

中小企業静岡(1997年 2月号 No.519)