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「地震一口メモ」
清水設計監理協同組合
天野 勝次
 阪神淡路大震災から、早くも二年になろうとしている。
 震災一カ月後神戸にいくと、電車からみる光景は、まるでミニチュア模型を見ているような錯覚にとらわれ、自然の凄さ、恐ろしさを感じさせられた。
 震災後、県内各地で「わが家の耐震診断」の相談会が開かれ大盛況だった。それが半年、一年と経つと、地震に対する意識が薄れていくのを感じる。震災直後の耐震診断(簡易診断)の結果は、半数以上が精密診断の必要ありの結果が出ている。地震に対する備えとして、少なくとも自分の家の耐震レベルぐらいはどの程度なのか知っている必要があると思う。
 地震に対する意識を持ち続けることが「備えあれば憂いなし」に通ずるのではないだろうか。


中小企業静岡(1997年 1月号 No.518)