平成21年誌上年賀交換
しずおかのご当地グルメ
すそのギョーザ(裾野市)
裾野市の人口1万人あたりの餃子店舗数は、宇都宮市4.45軒、浜松市3.78軒を上回る6.04軒。さらに惣菜コーナーの売上の1/3をギョーザが占めるスーパーもあるなど、「ギョーザ」は裾野市民に圧倒的な人気を誇っている。
そんなギョーザのまち裾野が生んだのが「すその水ギョーザ」。
栄養価の高い地元産モロヘイヤを皮に練り込み、同じく地元産の茶葉を具材の成分に使用するなど、「すその」の素材にこだわった。鮮やかな緑色の皮とモチモチとした食感も特長だ。
スープ仕立のヘルシー志向も年齢や性別を問わず好評の理由。
2007年に開催された第2回B-1グランプリで上位に入賞するなど、知名度も全国区になりつつある。
焼津黒はんぺん(焼津市)
全国有数の港まち焼津。その港に水揚げされる新鮮な鰯や鯖などを丸ごとすりつぶし、でんぷんなどを加えてゆであげたのが「黒はんぺん」。
300年以上前に漁師料理として生まれ、変わらぬ製法で作り続けられる郷土が誇る特産品だ。
一般に「はんぺん」といえば、白身魚のすり身に卵白などを混ぜた「白はんぺん」が主流だが、静岡では「黒はんぺん」を指す。
形は半月形で色はねずみ色、シコシコと歯ごたえがよく、ほのかな甘みがある。
「静岡おでん」に欠かすことのできない食材だが、わさび醤油で生食もよし、煮たり焼いたり、フライにも合う逸品だ。
魚を骨ごとすり身にするため栄養も満点。鉄分やカルシウムをはじめ、ビタミンA、タウリン、DHA、EPAなどがたっぷり含まれる健康食品でもある。