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 特 集 
 専門家の眼 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 



 浜岡町建設事業協同組合
 循環型社会の構築を目指して
〒437−1614
小笠郡浜岡町塩原新田676番地の12
理事長   西島 昌和
組合員     12

出資金 6,000千円
TEL:0537−86−3570
FAX:0537−86−3778




▲組合ではリサイクル事業に関し
 様々な意見が交わされる。  

環境問題の高まりの中で

 わが国は昭和三十年代半ば以来、めざましい経済発展を遂げてきた。しかし一方で「大量生産、大量消費」によって大量の廃棄物を生み出してきた。
 それが今日、地球環境の汚染や生態系の破壊等、深刻な問題を提起するに至っている。
 浜岡町建設事業協同組合は、こうした中、基本方針の一つに、建設現場においての廃棄物等の削減、再利用、再資源化を挙げている。
 業界毎にリサイクル法が制定される中、四月から新生「御前崎市」となる当組合では、基本方針に基づき、一般廃棄物の扱いとなる剪定枝等、草木リサイクルに積極的に取り組んでいる。

近代化を目的に法人化

 組合の前身は昭和三七年、この地域を襲った集中豪雨の災害復旧工事を機に、浜岡町建設業クラブとして任意に立ち上げたグループである。
 その後も高度成長期の建設ブームの中で、町内イベントへの協賛、奉仕作業等、建設業者としての社会的責務を中心に活動を続けてきた。 
 昭和四六年、町においては原子力発電所一号機の建設工事が始まり、五一年から運転が開始された。 
 こうしたなかで昭和五十年代後半、業界の近代化、健全化が叫ばれ、また県道の維持業務等を地区協同組合で受託する動きが見られ、近隣の市町村でも法人化の動きが見られた。
 そこで昭和六十年十二月、組合員十一名にて組合を法人化。
爾来、今日まで地域に密着した基幹産業として幾多の事業を展開。特に総務、奉仕、労務、事業、安全、技術、残土処理、木材処理、そして新市に伴う諸問題検討、と九つの委員会が常時運営されている。



中小企業静岡(2004年3月号 No.604)