FLASH 
 特 集 
 専門家の眼 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 






 春はそこまで来ているのに、どこか春と冬が同居しているのが3月。春をもたらす南風が増えてきたかと思えば、北風もまだ時折がんばっている。
 でも、春は既にいろいろな形でその訪れを伝えている。
太陽は徐々に高くなり、冬には部屋の奥まで差し込んでいた柔らかな陽は窓辺へと移る。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、これに目のかゆみに涙と、中には花粉症で春の訪れを実感する人々も…。自然現象だけではない。
 社会人にとっては、大きな区切りの年度末。多くのサラリーマンには、人事異動という一大イベントが待っている。そして、子供たちは進学・進級を前にする。今月号の表紙では、卒業を控えた子供たちが恩師を囲み、最後の語らいを惜しんでいる。いろいろな思い出が凝縮される時。背景にある懐かしい木造校舎は、そこだけ時間が止まったようにそっと佇んでいる。区切りの季節である3月は、新たな旅立ちを促す。
 さて、今月の特集は「決算期の事務手続き」。定期便的な基本事項であるが、毎年増え続ける新設組合に加え、役職員の方々の交代も多いことからあえて扱わせていただいた。
 3月の区切りの時期を、新たなスタートに向けて万全を期していただければと願っている。〔敏〕




中小企業静岡3月号(通巻604号)

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中小企業静岡(2004年3月号 No.604)