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ファインネット協同組合
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女性パソコンインストラクターが結集
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パソコンは買ったけれど
日本の通信回線網は本格的なブロードバンド時代を迎えている。国がIT化政策を進めるなかで、パソコンやインターネットが急速に普及。職場はもとより、既に半数以上の家庭に生活の道具としてパソコンが導入されている。
しかし、その一方でパソコンはあっても使い方がわからない人が増えているのも現実。「買ったのはいいけれど操作が難しい。使い方をやさしく教えてくれる先生がほしい」と切実に願っている人も沢山いる。
市町村単位で行われているIT研修もインストラクターの確保が難しく、さらに研修カリキュラムの企画等においてはインストラクター個々の能力に頼るところが多く、研修自体に格差が生じていると言う。
きめ細やかな指導が身上
こうした中、富士宮を拠点に活動する二十歳代〜三十歳代の女性四人により平成十四年四月組合を設立。県内では女性パソコンインストラクターによる初の法人化組合として期待と注目を集めてスタートした。
組合名のFAINNETは、Female(女性による)Application Instruct(アプリケーションインストラクト=パソコン教育)の世界へ人々をNavigator(案内人)として導くNETを組んでいますという意味。
事業はIT研修でのインストラクターやホームページの作成が主体。ユーザーのニーズや技術水準に合わせたカリキュラムの企画や独自のテキスト作成など女性として、また主婦や母親としての視点を生かしたきめ細やかな指導が好評を得ている。
組合員は三人が芝川町の小中学校で情報教育アドバイザーとして知り合ったのがきっかけ。その一人であった渡邉理事長が表富士工業会(山宮工業団地)の延べ五百人を対象とするIT研修を引き受けることとなり、他の二人に声を掛け、以前から知り合いの工業団地関係者を加えた四人で、オリジナルテキストを作成するなどしてパソコン指導を実施。
この研修を通して、共同で大きな仕事が遂行できた。受講者からも好評で自信が増した。組合の存在を知ったこと等から法人化へと進展していった。
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