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 「くみあい百景」 
 編集室だより 






統一ブランド名でニットを全国発信(福島)

 福島県ニット工業組合では、県産ニットを一層アピールしようと、「ADATALAND(アダタランド)」の統一ブランド名を制定した。
 デザインは、千恵子抄でおなじみの安達太良山のシルエットと青い空をイメージしたもので、加盟四三社が製品のえりネームや下げタグに使用して販売作戦を展開する。
 統一ブランドは、組合の今年度の目玉事業として取り組んできたもの。ニット産業は、安価な輸入物に押されるなど苦境のなかにあるが、オリジナル製品のいわば証として、フェアや各種セールの販売に役立てていく。

京町家造る伝統工法初の防火認定(京都)

 京町家など木造住宅伝統工法の建築基準法に基づく防火構造認定取得を目指してきた京都府建築工業協同組合では、産学連携による防火実験で、隣家と密接した町家の「戸境壁(とざかいかべ)向け工法」の安全性を実証し、伝統工法で国の初の認定を受けた。
 これにより、今まで認定外のため難しかった伝統工法による町家再生を支援することができるものとして注目されている。
 市街地の木造住宅は、防火面で国の指定工法を採用する必要がある。伝統工法は指定外で新築や改修は困難だったが、三年前の法改正で一定の防火性能が確認でき、国の認定を得た工法は採用可能になった。同組合では早稲田大学と提携し、伝統工法による土壁や軒裏の防火実験を進めていた。

地元の食材で商店街がレシピ集(北海道)

 北海道南部・内浦湾に面する豊浦町の豊浦町商店街協同組合では、ホタテや豚肉など地場産の豊富な食材を生かした「食の逸品運動」の中で生まれたメニューレシピを作成。食の逸品を生み出し商店街の活性化を図ろうと、講演会、試食会、料理コンテストなどのイベントも企画し、盛り上がりを見せている。
 レシピ集はパスポートサイズの全三二ページ。サケやダチョウ肉、豚肉など新鮮食材を使った創作メニュー二一点の作り方を詳しく記載。「ダチョウの細切り煮こみソース掛け」「豚ロース肉のピカタ」などがカラーで紹介され“食の豊浦”のイメージ作りに大きな力を発揮している。



中小企業静岡(2004年2月号 No.603)