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▲貴重な資源となる
除草木や流木
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▲リサイクル活動の重
要性を語る小城事務長
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利用者の立場に立ったリサイクル商品
平成十三年八月、組合は刈り草や剪定枝を「焼却せず、危険な薬品を使うことなく、安全にリサイクルできるシステム」を構築。捨てず、燃やさず、ゴミにしない資源の有効利用の体系を確立した。
「草や枝を生まれた土に返す」という自然回帰の理念を完全に実現させた。
組合は、組合員企業の隣接地に約二千uの用地を確保。回収した刈り草や、剪定枝、河川の流木などを粉砕し、茶畑の保温、乾燥防止、草抑えとして近隣の農家に無償で提供し「おいしい天竜茶」作りに役立てている。
新システムの構築にあたっては「天竜草木リサイクル事業研究委員会」を発足させ、行政・建設業者・電源開発関係者・茶農家などが、幾たびかの協議を重ね夫々の考えを充分に討議し、方向を決定した。
「これまでも、資源の有効利用については、様々なシステムが考えられてきた。しかし、ほとんどが廃棄物を出す側だけや、安価な資源や資材を利用する側だけの提案。処理する側と利用する者が、ここまで議論したシステムは、それほど無いはず」と、小城事務長が語る。
リサイクル資源で新たな展開
最近では、こうした資源のリサイクル活動が高く評価され、細江町など近隣地域の小学生が、授業の一環として視察に訪れる。限りある資源の有効活用の好事例とされ、生きた教材として利用されている。
さらに、組合では、チップ活用の幅を広げるため、肥料としての利用や、組合の主要事業の生コン事業と連携させ、柔軟な舗装材の研究開発も進めている。
組合は、今後もバイタリティーに溢れ、組合員をまとめる加茂理事長のもと一致団結。地元の利益だけでなく、地球の一員として、広い視野に立ち、将来を担う子供達のために、今、解決しなければいけない問題に精一杯の努力・研究を重ねていく。
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