クローズアップ




▲「お客様には、ニーズに合わせた情報を提供
できるよう頑張っています」と語る高岡支店長

”しずおか“のスローガン

―支店長が自分で気をつけていること、又は職員にお話していることをお聞かせ下さい。
高岡 私は常にお客さんの立場で物事を見るように話しています。おぼえやすいように、「しずおか」の頭文字をとって、し : 親切な対応、ず : スピーデイな行動、お : 思いやりの心、か : 感謝の気持ちと…。こうすることで、いつもスローガンのようにお客様の事を第一に考えています。
 もちろんそれだけでなく、私どもは金融のプロですから、業績もあげなければなりません。そのためにも、仕事を通じて常にチャレンジして個人の資質を向上しようというのが私の考えです。
―具体的な活動としては
高岡 支店では、一日平均五先、月に百先のお客さまを訪問し、ニーズを収集するように伝えています。私も指示するだけでなく、着任以来ニヵ月で二百社以上訪問しました。受注が半分に減ってしまったメーカのお話を聞き、中小企業を取り巻く環境は非常に厳しくなっていることを改めて痛感しています。こうした時に「中金さんのお陰で何度も危機を乗り越えました」「中金さんが面倒を見てくれるので持ちこたえられたんですよ」などと話をお聞きするたびに当金庫への熱い思いを感じました。
―最後に今のお話ではないですが、中金さんは一般銀行とは、やはり違うという話をよく組合からお聞きしますが…
高岡 商工中金はメンバーシップの金融機関であり、メンバーとともに成長、発展していくのが基本です。言い尽くされた言葉かも知れませんが組合さんがあっての商工中金であり、それを実践できるのが私共ではないかと思います。
 企業を取り巻く環境は大きく変化していますが、政府系金融機関としての特性と長年蓄積してきた知識とノウハウを活かして、少しでもお役に立てるようがんばっていきたいと思います。



 まだ、静岡に着任して三ヵ月。お客様の現状と静岡に関する知識を吸収しようと休日も図書館に通いづめの日々が続いている。
 大好きな相田みつをの言葉 ”一生感動 一生青春“を胸に、仕事を通じ自己を成長させようという支店長の姿勢と人柄がお話の中から窺えた。


中小企業静岡(2002年 11月号 No.588)