富士の叫び 
 特 集 
 フラッシュ 
 REPORT 
 今月のえがお 
 ネットワーク 
 視 点 
 くみあい百景 
 ワンポイント 
 お知らせ 
 読者プラザ 
 新設組合紹介 
 編集室だより 



指導員の現場から
パソコンなんてこわくない!
今、情報発信しなくてはだめだめ?!



ホームページに完成はない

 「え、ホームページ(以下HP)の更新を自分逹でやるの〜。なかなかこの年(年配?!)だから難しいんだよね」「これで完成だから当分何もしなくていいんだよね。あー良かった」。 
 これは製作完了時の皆様の反応です。確かにHPは時間もかかり、苦労した分だけ達成感もひとしおです。ただ完成=終わりではありません。日々刻々と世の中が進化し、それにあわせて我々も努力しなければなりません。
 ある時点で更新が止まっていたらアクセスしてきた人はどう思うでしょうか?情報の陳腐化を招き、逆に混乱を招いてしまいます。HPは中小企業が大企業に対抗し、自分たちの技術・サービスを全世界に発信できるチャンスです。いわば切り札です。もっと活用しなくてはいけません。

効果をあげている組合・あげていない組合

 中央会HPでも組合プラザに既に約一三○組合が登録されています。デザインも良し、情報量も豊富。ただし、残念ながら効果をあげている組合、あげていない組合に分かれています。
 以下、担当者としての感想をあげさせていただくと…

あげている組合

・製作目的が明確
・業者に全て任せない
・情報のアンテナが高い
・売上数、問い合わせ数、アクセス数等の目標設定が明確

あげていない組合

・製作を業者任せ
・他人(業者)にHPの更新を初めから終わりまで依頼
・製作目的が不明確
・製作完成時点で満足
 効果をあげている組合は、担当者が、ソフトを購入したり、情報を組合員に提供したりと組織体制もうまく構築されています。あげていない組合は、担当者が定まらずうまく機能しないケースが多いのが現実です。
 中央会サーバに登録されている組合HPでも、ある組合では年間二、〇〇〇万円の売上があったり、一企業で一、〇〇〇万円の売上があるところもあります。
 ただ、これらの担当者に成功の要因をお聞きすると、毎日こまめに更新したり、表現の研究をしたりと非常に地味な努力が実を結んでいることが分かります。
 技術的な面もあるのでしょうが、大事なのは発注側のビジョンと情熱だと思います。製作業者側も顧客のビジョンに沿って製作しますので、完成度合いが違ってきます。 
 中央会でも会員組合・企業がインターネットやネットワークの効果をあげるため、HP制作費の補助や専門家の派遣といった支援を行なっています。皆様方で情報に関するお困り事がありましたら、何でも気軽にお問い合わせください。(博)


中小企業静岡(2002年 4月号 No.581)