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より密接なサービスに向けて

便利屋タクシー始めました

浜松市個人タクシー(協)




▲「市民の足として、   
 サービス向上に努めたい」
 と語る辻征三理事長   


▲100台以上のタクシーの
連絡役を果たす配車室


▲個人タクシーの拠点となる組合会館




 浜松市個人タクシー協組(組合員一一四名)が昨年十一月にスタートした「便利屋タクシー」が好評だ。

 ・忘れ物のお届け
 ・買物代行
 ・塾や養護学校生徒の送り迎え
 ・病医院への診察券の提出代行、薬の受取り

――などを迎車料金(一二〇円)と片道運賃で実施。時間の節約、それに子供の送迎のように、本人がいけば往復料金となるものが片道代金で済むケースもある。
 一部大手法人タクシーもこの種のサービスを昨年頃から始めているが、県内個人タクシー組合では、初めての取組みとなる。
 景気の低迷、規制緩和(料金設定等)が進む中で、競争力の強化が求められている面は否めないが、馴染みの客や高齢者・病院通いの方から小用を依頼されることが多くなっていたこと、それに、客層自体も(一人暮らしを含めた)高齢者が多くなっていることも背景にある。
 「個人タクシーは、客との関係が大手タクシーより密接と言えるだけに、欠かせないサービス。(一斉PRよりも)乗車時の会話や顧客の口コミで徐々に浸透させていく方針でいる。利益が出るとは言い難いが、市民の足として頑張りたい」(辻 征三理事長)と社会的な役割を踏まえての事業展開に意欲的だ。


中小企業静岡(2001年 2月号 No.567)