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▲セミナー後の新春賀詞交歓会では、
石川県知事、遠藤県議会議長、
小嶋静岡市長ら多数の来賓を迎え、
情報や意見の交換が行なわれた。
談笑の中にも、新たな時代を
捉えようとする経営者としての
強い姿勢が感じられた。
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県内組合の代表者らが一堂に会する「組合トップセミナー」。
二一世紀の新春を飾る今回は、一月十一日に開催。会場となったホテルセンチュリー静岡には、中小企業庁経営支援部・創業連携推進課長・小野伸一氏ら来賓四〇名を含め、三二〇名余が出席した。
冒頭、主催者を代表して、井上中央会会長は、「行政も一府十二省庁へと再編されたように、あらゆる面で改革が進む中で、新しい世紀に、そして新たな時代(とき)に向かいチャレンジを!」と挨拶。
NHK解説委員の平野次郎氏を迎えた講演会では、「二一世紀 変わる世界 これからの日本」をテーマに日米の比較分析を行いながら、今後の方向を示唆していった。
平野氏は、特にベルリンの壁崩壊以来の新しいパラダイム(枠組み)に日本が対応できなかったのに対して、アメリカの成功要因として次のような動きを指摘。
a.メキシコ等低賃金地域への生産シフト
b.アメリカ人の各出身国からの情報や
コネクションを最大限に利用したこと
c.(平野氏が名づけた)「ドラえもん産業」
といえるような夢を現実にしていこうとする
産業にチャレンジし、IT技術がこれを後押ししたこと
特にITについては、「(1)e]メール等通信面(2)教育での活用(3)電子政府(4)e]ビジネス、e]トレードの四部門を中心にこれからの産業と社会を支えていく」とした。