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 沼津卸商社センター

 地域経済・生活の要の存在
 新食品センターの建設計画も

〒411−0912
駿東郡清水町卸団地203
TEL 0559−71−6500
  ▲ 団地全景。
  今も周辺には田園風景が残る。
  現在、七〇社を擁する東部地区の
  流通拠点となっている。
大プロジェクト「新食品センター」

 駿東郡清水町卸団地。
 団地そのものが、すでに地名である。周りは市街化調整地域ということもあり、のどかな田園風景が残る。県下の工業・商業団地の多くが造成当時は郊外の田園地帯であったものが、今は市街地と化している例が多い中、造成当時とあまり変化のないというのも珍しい。
 団地では、今年十一月のオープンを目標に「新食品センター」の建設が急ピッチで進行している。過去、共同展示場の建設、駐車場拡張、組合員店舗の改造など大事業を成し遂げてきた組合にとっても、この建設は大きなプロジェクト事業である。総事業費も約十三億円。団地内の食品卸業者十二社と新たに参加した八社、合計二〇社が団地一角に集団移転し、共同店舗形式の食品センターに生まれ変わる。参加企業の店舗の老朽化、狭隘化、駐車場不足が集団移転の一つの動機でもあるが、それ以上に食品卸業界の変化に対応したものでもある。
 「食品卸業も従来の小売店中心の売上から、サービス業への売上増加という傾向になつてきたんです。つまり、小売卸から業務店卸という形態に変わってきた。ホテル、旅館、飲食店などの売上が伸びてきたということです。そのためにも新店舗で品揃えを整える必要がでてきた」と市川守常務理事は計画書をめくりながら、丁寧に説明をしてくれる。



▲ガソリンスタンド経営も主要事業の一つ。


▲組合会館と展示場。


中小企業静岡(1999年 7月号 No.548)