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役場の自慢話
粛々と石畳を行く秋葉道
自然満喫!「春野町」
 今回訪ねたのは、四季折々の自然が素晴らしい「春野町」。
 この町を流れる気田川は、鮎釣りのメッカとして知られ、解禁日の六月一日から八月末まで、腕に自慢の太公望達がここを訪れる。
 自然を身近に感じることができるこの町を、同町商工水産係東畑さんにご案内いただいた。
 これから、キャンプやハイキングなどにはもってこいの季節ですね。ハイキングでお勧めのコースがあると伺いましたが…。
 「秋葉神社の下社から秋葉寺を通り、秋葉神社の上社までのコースをお勧めしたいですね。町が誇る名所や自然を楽しみながら歩いていただいで、片道一時間半程度の行程になります。
 このコースは、神社の下社を少し入った坂下というところから秋葉寺に向かう途中まで石畳を敷き詰めた道が続き、そこに、そばなどの食事や土産物を販売する茶店が近々オープンすることになっています」
 秋葉神社や秋葉寺といえば、火まつりが有名ですね。
 「この神社と寺では、毎年、十二月十五、十六日の両日、防火防災のための“火まつり”が行われ、特に十六日には、秋葉神社では、弓・剣・火の三舞の神事が、また秋葉寺では、火わたりの儀式などが行われます」
 ところで、すみれのオーデコロンは、発売以来大きな反響を呼んでいますね。
 「おかげさまで、平成七年十二月に発表して以来、多くの皆様からお問い合わせいただいています。
 これは、宝塚歌劇団の“すみれの花咲く頃”の作詞者として知られる春野町出身の故白井鐵造氏にちなんでつくられたもので、町内の観光施設などでお求めいただけます」
 豊かな大自然を大切に育んできた春野町。“川魚の貴族”に会うも良し。山村開発センター広場に建立された日本一の大天狗画に驚くも良し。粛々と石畳を行くもまた良し。日常の重い荷物を捨てて訪ねたい。春野はそんな町である。
▲石畳を踏みしめて行く“秋葉道” ▲火まつりには例年、
 多数の参拝者が詰めかける


 中小企業静岡(1997年6月号 No.523)