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機械設備を導入し加工業務を拡大!(岡山)
 岡山県北の製材業者らで組織する岡山県ジャス製材事業協同組合は、木材の表面加工や継ぎ手加工を行う機械設備を導入、このほど稼働を始めた。
 出荷材には“カンナがけ”などの加工がされないため、売買される製材品は買い手の要望に応じ外注で加工した後、引き渡していた。入荷した木材を同組合で加工することで、買い手の利便性向上につながるなど、出荷材の付加価値が高まる。
 柱のカンナがけ作業のほか、フローリングなどに使う板の側面に溝を彫る継ぎ手作業も行う。柱は一二〇ミリ角まで、板は厚さ九〜一二〇ミリ、幅二五〇ミリまで対応でき、加工能力は一分当たり八メートル。導入費用は約一五〇〇万円。
 同組合は、今後も加工設備の導入を積極的に進め、将来的には敷居や鴨居、構造材のプレカットにまで加工業務を拡大していきたい、としている。
 

ごみ処理を民間へ委託夜間回収など好評!(東京)

 東京都が二三区の事業系ごみ収集を有料化したことで、商店などの事業者の間でごみ処理を民間企業に委託する動きが広がってきた。
 東京都の指定を受けたある処理業者では、自由が丘駅周辺の商店街振興組合を通じて千店近くの事業者と契約。契約した各商店は「JIYUGAOKA」のマークが入った赤と緑の袋をあらかじめ有料で購入し、名前を記入して出す。夜間回収のため、朝ごみ袋が目につかない点などが好評。
 一方、台東区の上野六丁目商店街連合会では、夜間に出たごみへの放火や、早朝カラスがあさるなどの被害が出ていたため、都の有料化を機に二〇〇店以上が深夜回収する民間業者に切り替えた。他の商店街やオフィスなどからの依頼や問い合わせも増えている。
 それぞれの地域や事業所の事情に応じた回収へのニーズは根強く、当面民間委託の流れが続きそうだ。

中小企業静岡(1997年 3月号 No.520)