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役場の自慢話
黄金崎の春は
色とりどり「賀茂村」
▲その美しさに思わず“うっとり”「絶景! 黄金崎」
 季節の花が咲きみだれ、人の心を日差しとともに温めてくれる。春はそんな季節だ。 今回は、雄大な自然が旅人を出迎えてくれる「黄金崎」で有名な「賀茂村」を歩いた。
 役場を訪ねるなり「さあ、黄金崎にご案内します」と出迎えてくれたのは企画商工課の植松さん。 道すがら、この四月にオープンする「黄金崎クリスタルパーク」を紹介してくれた。
 「賀茂村は古くから、ガラスの原料となる珪石の産地として知られています。四月二七日にオープン予定の『黄金崎クリスタルパーク』は、黄金崎の入り口に位置し、ガラス工芸品を展示する“ガラスミュージアム”やガラス工芸が体験できる工房などを備えています」
 春の日差しに輝く「黄金崎」は素晴らしいですね。
 「黄金崎は、青く澄んだ海と遠くに富士山を望む景勝の地として知られています。陽の光に照らされた岩肌は、その名のとおり黄金色。この素晴らしい景色をぜひご覧いただきたいですね。それに一般的な砂地とはひと味違った、岩場での海水浴が楽しめる“穴場”でもあるんですよ」
 三月下旬から四月上旬にはここで桜まつりが行われるそうですね。
 「黄金崎に続く道沿いは、この季節は満開の桜で美しく飾られます。まつりの期間中は、桜がライトアップされるほか、桜茶のサービスもあります。また四月六日にはイベントも開催されます」
 黄金崎コレクションガーデンでは、季節の花が楽しめるとか…。
 「黄金崎公園の中ほどにつくられたコレクションガーデンには、一・七ヘクタールの敷地に十五〜六種類の花が植えられています。今の季節、ここは菜の花の黄色い絨毯で埋め尽くされます」
▲季節の花が、旅人を出迎えてくれる
 「黄金崎コレクションガーデン」

 賀茂村の東側に位置する「西天城高原」では、キャンプが楽しめるほか牛が放牧されるなど、さわやかな高原の雰囲気を満喫できる。
 これからの季節、海、山両方の魅力が一度に味わえる贅沢な「賀茂村」。行ってから迷う…そうならないよう、くれぐれもご注意を。
 

中小企業静岡(1997年 3月号 No.520)