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ビジネスレポート

耐低温検査システムの受注好調

企業組合ヒーバックシステム

東京ビックサイトで開催された「第25回エレクトロテスト・ジャパン」に出展したエージングテストシステムのデモ機。

企業組合ヒーバックシステム(三宅龍二郎理事長・静岡市)の開発したエージングテストシステム(耐低温検査システム)が順調に受注を伸ばしている。

自動車等に搭載される電子部品の超低温・高温下での自動連続検査を可能にした同システムは、昨年6月に企業組合として全国で初めて新連携事業の認定を受けた。

生産ラインへ組み込むことで、従来のシステムに比べ、大幅な省スペースやリードタイム短縮が可能。気密性や温度管理の徹底化で氷結を防止するとともに、完全自動化による24時間連続運転を実現した。

組合では、同システムを1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催された日本最大級の専門技術展「第25回エレクトロテスト・ジャパン」に出展。大手自動車用電子部品メーカーを中心に次々と商談が進んでいる。

三宅理事長は、
「現在、受注に生産が追いつかない状態。今後は量産化に向けた体制づくりと航空機搭載用の電子機器やロボット産業など新たな需要の開拓に取組んでいきたい」と意欲を語った。

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