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ビジネスレポート

「新しい静岡県の味」試食会を開催

静岡県こだわりの味協同組合

県産の原料と本来の餅の食感にこだわった「新安倍川餅」(右上)、焼津港で水揚げされた新鮮な鰹・マグロを使った「生炊きまぐろの佃煮」(右下)と「昔乍らの鰹の生炊き佃煮」(左上)。試食会では商品化を望む声が多くあがった。

静岡県内の食料品製造業者ら42社で構成する静岡県こだわりの味協同組合(冨永昌良理事長・静岡市)は、2月7日、静岡市のクーポール会館“新しい静岡県の味試食”を開催した。

同イベントは、中小企業庁の地域資源活用新事業展開支援事業の一環として実施したもので、会場には、100人を超える消費者や卸・小売業者らがつめかけた。

試食会には、「新安倍川餅」、「昔乍らの鰹の生炊き佃煮」、「生炊きまぐろの佃煮」など、同事業を通じて開発された商品が出品。製造者から詳しい商品説明があった後、参加者が試食した。

「新安倍川餅」は、静岡在来の餅米「金太糯」と静岡産きな粉を使用するなど、県産の原料と本来の餅の食感にこだわった。

焼津港で水揚げされた新鮮な鰹・マグロを使った「昔乍らの鰹の生炊き佃煮」と「生炊きまぐろの佃煮」は、伝統的な生炊き製法で旨味を凝縮。もちっとした食感と薄めの味付けで食材を引き立てる。

試食した消費者からは、

「食材本来の味。美味しい」、「早く商品化して欲しい」などの声があがった。

冨永理事長は、

「見た目優先で食べ物本来の味が失われつつある今、徹底的に食材や調味料、そして製造方法にまでこだわって生まれたのが、今回の商品。1日も早く店頭に並ぶよう小売店にもはたらきかけ、新たな静岡県の味としてアピールしていきたい」と語った。

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