特 集 
 凖特集 
 視点・指導員の現場から 
 「くみあい百景」 
 編集室だより 



くみあい百景



いわたの元気な街づくり

 初年度実績で特筆すべきは、「いわたブランド化プラン」のホームページ、データベースの制作と運用である。この事業は総務省が、住民の目に見える形でITを活用した個性的なまちづくりへの取り組みを支援する「地域情報化モデル事業交付金事業」(eまちづくり交付金)に採択された磐田市が行っている事業である。プランニングから組合が大きく係わってきた。
 「いわたブランド化プラン」はいわた地域で産まれ育ち、その付加価値を認定された商品やサービスを“いわたブランド”として、広く世の中に送り出し地域振興を図っていくことが目的。消費者もサポーター登録し、その買上金に応じて付くポイントは、寄付という形で地元のPTA、NPO、市民活動グループの支援に還元される仕組み。
理事長は「我々の活動は、磐田を元気な街にしよう、が原点。
 “いわた”を発信することで地域経済の活性化、地元企業の有効なIT活用による発展に貢献していきたい」と抱負を語る。

知名度・信用力のアップへ


▲「ITの有効活用を支援して
いきたい」と語る中野理事長

 組合を立ち上げて約一年、今後の目標と修正点については、「営業力をつけて受注を増やすことです。今はまだ組合員の仕事から派生したものや一本釣りの形が多く、将来に亘って組合の核になり得る仕事を受注できれば、と模索しています。 
 いわたブランド化プランを通した認定店からのホームページ作成依頼や、金融機関のセミナーに講師で招かれたりした様に地域に密着、貢献しながら実績をあげ知名度と信用力をアップさせていきたいですね」と話す。
 インターネットによる情報発信やIT化による経営革新に大いなる可能性を確信し、全員が「顧客起点」「元気な街づくり」を基本理念に、二年目の事業活動を積極的に推進していく。



中小企業静岡(2004年6月号 No.607)