本誌の表紙や挿し絵を担当していただいているイラストレーターの近藤よしひろ先生(静岡市在住)がこのほど、「ふしぎむすめ物語」と題した民話絵本を制作されました(文は児童文学者の清水達也氏)。
県内に残る民話から、美しく、ときに悲しい、娘にまつわる次の3編が収録されています。
ぜひとも、書店で手にしていただき、その色彩や筆使いを味わっていただければと思います。
●「かぐや姫」
全国に知られるかぐや姫伝説の中から、富士市に伝わるオリジナル版。
●「大力(だいりき)女房」
怪力の娘が力を隠して結婚するが、ふとしたきっかけで本性を現し…。静岡市に伝わるちょっとユニークなお話。
●「片葉の葦(あし)」
西部地方に数多く残る「片葉の葦伝説」のうち、三ヶ日町に伝わる、橘逸勢の娘にまつわる悲しい逸話。
発行:静岡新聞社 定価:1,300円(税別)
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