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▲笑顔で抱負を語る杉田新理事長(左)
 と三嶽新専務(右)

袋井を世界にアピール

 組合員は、ほぼ毎月開催している夜店市や夏祭りなど、イベントの開催は慣れたもの。
 しかし、今回のような大掛かりなイベントは初体験。しかし、これまでのように、組合員・自治会・子供会などの組織が、一丸となって取り組めば何とかなると、組合は綿密な計画を立てながらも、比較的に楽観的な見方をしている。
 先月の総会で新たに選任された杉田理事長は「エコパで行なわれるワールドカップは、袋井市の名を世界にアピールする絶好の機会。商店街が中心に計画しているイベントは、絶対に成功させ、街を活性化させたい。ワールドカップが終わった後も、大会が行われた日本の街、袋井に行ってみたいと言わせたい」と熱く意気込みを語る。

若い世代が作る街

▼街のいたるところで
見られるワールド
カップ関連グッズ





▲日本で試合を
する各国を紹
介するパンフ


 平成十三年度に県がまとめた県下の「市町村の指標」によれば、人口増加率は市で県下二位。小売店舗増加数、人口千人当たりの出生率は、市で県下一位となっている。人口増加と高い出生率は、若い世代が増えていることを示し、さらに、若い世代の消費に対応するため多くの小売店が生まれていると考えられる。
 「最近、聞く話は厳しい話ばかり。出生率の高さや小売店の増加を、それほど実感したことは無いが、街全体が若返ることは結構なこと。役員だけがどんなに頑張っても街は、良くならない。街で暮らす人と、商う人が全体のバランスをとりながら街作りを考えなければダメ」と理事長と同様に本年度から専務理事に就任した三嶽さんが話す。
 これまでの街の活性化策は、提案して終わりと言ったケースが多い。組合では、これからが第二ステージのスタートとワークショップのメンバーに新たなメンバーを加え「袋井まちなかFANクラブ」を結成。中期・長期計画の実現に向けて「出来ることから実践」を合言葉に十四年度事業をスタートさせた。


中小企業静岡(2002年 5月号 No.582)